会談は19日午前、総理大臣官邸でおよそ20分間行われました。

この中で岸田総理大臣は「世界を分断や対立ではなく協調に導くためにも、日米のリーダーシップが今ほど重要なときはない」と述べ、安全保障理事会をはじめとした国連の場で、日米両国が足並みをそろえていく必要性を伝えました。

トーマスグリーンフィールド国連大使は、先の岸田総理大臣による国賓待遇でのアメリカ訪問の成果をたたえつつ「国連をはじめとして、日米や日米韓3か国での協力を深めていきたい」と応じました。

また岸田総理大臣は、核・ミサイル開発を活発化させる北朝鮮が、関連の安保理決議を完全に履行する重要性を強調するとともに、拉致問題の解決への協力を重ねて求め、両者は今後の対応で引き続き、緊密に連携していくことで一致しました。

さらに両者は、中東情勢や安保理改革を含めた幅広い分野で、いっそう協力を深めていくことも確認しました。

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