【ビエンチャン時事】上川陽子外相は27日(日本時間同)、東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓3カ国の外相会議に、ラオスの首都ビエンチャンで出席した。金融危機時などに外貨を融通し合う枠組み「チェンマイ・イニシアチブ」を自然災害時にも活用する仕組みを確認。食料安全保障分野での協力も申し合わせた。

上川氏は「この地域が安定的な経済成長を続けるためには、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化することが不可欠だ」と強調。「中国、韓国ともよく意思疎通し、ASEAN側の期待に応えたい」と語った。

会議では、核・ミサイル開発を進める北朝鮮や、政情不安が続くミャンマーなど地域情勢についても意見を交わした。

東南アジア諸国連合(ASEAN)との会談に臨む上川陽子外相(手前から2人目)。手前は中国の王毅外相=27日、ビエンチャン(ロイター時事)

東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓の外相ら=27日、ビエンチャン

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