佐渡島の金山の世界遺産への登録決定から一夜明け佐渡市は祝福ムードに包まれています。

歓喜に沸いた佐渡島の金山の世界遺産登録決定。

【記者リポ―ト】
「世界遺産登録から一夜明け佐渡の金山の入り口には28日も多くの観光客が訪れています」

横断幕などが貼られお祝いムードが高まる中早速、関連施設を訪れる観光客の姿が・・・。

【東京から訪れた人は】
「皆ちょうど夏休みで佐渡に来ていたいのでニュースを見てすぐに来た」
「初めて来たんですけどこんなに苦労してあの金の塊を作っているんだっていうのを子どもたちもびっくりしていてた」

一方、佐渡を世界遺産にする会のメンバーは佐渡金銀山の研究者で長年にわたって登録に向け尽力した初代会長田中圭一さんの墓前で悲願達成を報告。

【佐渡を世界遺産にする会 中野洸会長】
「田中先生がいたからここまでこられた。実現できたということで今本当にほっとしている」

また、佐渡市の相川郷土博物館では佐渡鉱山で朝鮮半島出身者が働いていた時期を含めた全体の歴史を示す展示の公開が始まりました。これはユネスコの諮問機関イコモスが追加的勧告で求めていて世界遺産委員会の委員国である韓国も登録を認める条件として挙げていたものです。展示では朝鮮半島出身者の労働者が過酷な労働環境にあったことなどが示されています。

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