海上自衛隊は、特定秘密の漏えいや潜水手当の不正受給など不祥事が相次いだことを受け、全国の指揮官らを東京・市ヶ谷の防衛省に集めて臨時の会議を開いた。
会議で齋藤聡海上幕僚長は、「多くの隊員が、昼夜を分かたず、我が国の防衛等の任務遂行のため愚直に取り組んでいる一方で、重大な服務事案を生起させ、国民の皆様からの期待と信頼を大きく損なっている」と指摘。
その上で「海上幕僚長として4万3000人を超える隊員とともに、我々が国家国民のためにあるという原点を忘れることなく、国民の信頼回復に全力で当たっていく覚悟である」と強調した。
会議では、今回の問題を受けた今後の取組みを議論する。
また、会議では、木原稔防衛相のビデオメッセージも流された。
木原防衛相は「防衛省自衛隊の活動は、国民の信頼あってのものだ」とした上で、「あなたは守るべきルールを正しく理解していますか」と問いかけ、「今回の事案を真剣に受け止め、先頭に立って信頼回復に取り組む覚悟だ」と述べた。
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