宮城県大河原町議会で、本会議中にスマートフォンでゲームをしていたとして町議が辞職した問題で、この元町議に「家を爆破する」との脅迫文が届いていたと、町議会の岡崎隆議長が29日、報道陣に明らかにした。

 元町議は、佐藤貴久氏(73)。佐藤氏や町議会事務局から報告を受けた岡崎議長によると、19日に「家を爆破する」「家を一歩出たらどうなるか分かっているな」と佐藤氏とその家族を脅迫する内容の手紙が事務局に届いた。佐藤氏は30日にも大河原署に被害届を提出する予定という。

 佐藤氏は6月、本会議中にスマートフォンでゲームの「ディズニー ツムツム」を操作しているのを見学に来た児童に目撃され、今月24日に辞職した。辞職した理由について「家族や知人の生命を脅かすことがあり、議員を続けることができない」としていた。

 岡崎議長は「(スマホでゲームするという行為は)議員としてはあるまじき行為だが、このような手紙が来ることに驚いている。脅迫など犯罪行為はあってはならない」と訴えた。(阿部育子)

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