林芳正官房長官

 林芳正官房長官は30日の記者会見で、青森県の宮下宗一郎知事が原発の使用済み核燃料を保管する中間貯蔵施設(同県むつ市)を巡り、燃料の受け入れを表明したことについて「(事業者などとの)安全協定の締結を判断されたことは大きな意義を持つ。事業者において安全確保を最優先に、引き続き事業開始に向けた作業を着実に進めてもらいたい」と述べた。

 斎藤健経済産業相は23日に宮下氏と面会し、中間貯蔵を終えた後の使用済み核燃料を六ケ所再処理工場(同県六ケ所村)に搬出する方針を示している。林氏は会見で「使用済み燃料の搬出先の明確化について、(今年度内に改定する)次期エネルギー基本計画で具体化を図るべく検討を進めたい」と述べた。【池田直】

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