人と動物が共生できる社会の実現を目指して「ワンヘルス」施策を掲げている福岡県で、昨年度、譲渡可能な犬や猫の殺処分が初めてゼロになる見込みとなりました。
◆服部知事
「県内の動物愛護センターなどに収容された犬・猫のうち、譲渡可能な犬・猫の致死処分が初めてゼロになりました」
これは、30日の会見で服部知事が明らかにしました。
県によりますと、マイクロチップが装着されている犬や猫が逃げ出したあとに保護されて飼い主に戻されるケースがほとんどだということです。
また、不妊や去勢の手術を施した猫を住民が育てる活動も18の市町村で行われるなど、地域での動物との共生も理解が進んでいるとしています。
県では、今後も『殺処分ゼロ』を維持するため、正しい飼い方の啓発などに努める方針です。
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