参議院岩手選挙区選出・自民党の広瀬めぐみ議員が、国から公設秘書の給与をだまし取った疑いがあるとして、東京地検特捜部は７月３０日、自宅などに家宅捜索に入りました。
不倫疑惑に続くスキャンダルに有権者からは厳しい声も出ています。
東京地検特捜部は７月３０日、広瀬めぐみ議員の東京都内の自宅や、事務所などに家宅捜索に入りました。
報告：中條奈菜花
「盛岡市にある広瀬議員の地元事務所です。今捜査員と見られる人たちが段ボール箱を持って事務所の中へ入っていきました」
広瀬議員は２０２２年から２０２３年にかけて、公設秘書として届け出ていた女性の勤務実態がないにも関わらず、国から支給された給与数百万円をだまし取った疑いが持たれています。
午前１１時半ごろ、広瀬議員は捜索中の東京の自宅に入っていきました。
自民党 広瀬めぐみ参院議員
「あとでまたしっかりと説明させていただきます」
２０２２年の参院選で初当選し夫と２人の子を持つ広瀬議員。
２０２４年２月には週刊誌に不倫疑惑を報じられ、その後、それを事実と認めた上で謝罪していました。
それに続く今回の家宅捜索に岩手県内の有権者からは厳しい声が聞かれた。
岩手県内の有権者
「みんな地位がつけばそういう事やっていいと思うのかなあ。ちょっと分からないけど、やっぱり人間性の問題。悲しい」
「ショック。裏切られたというか」
「いろいろ問題が立て続けに起こっていて、どうかなと思う」
広瀬議員を巡っては２０２４年３月、週刊誌が公設第二秘書に勤務実態がないとの疑惑を報道。
その際、広瀬議員はホームページで「事実無根。公設第二秘書は公設第一秘書の妻で、去年８月まで支援者のリスト作成や私の送迎などをしていた」と反論していました。
今回の家宅捜索を受けて自民党岩手県連の臼澤勉幹事長は…
「本当に極めて遺憾このように思っている。捜査の状況・推移をしっかり見極めながら総合的に（対応を）検討したい」
また、達増知事は、「岩手において政治が危機的状況だと思う。政治の改革が求められている」とコメントしています。
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