岸田首相は7月31日、リニア新幹線の建設予定地の三重県亀山市などの視察を行い、名古屋以西のリニア中央新幹線の建設について「3大都市圏を結ぶ複数のネットワークの早期構築の重要性を改めて認識した」と述べた。
また、建設主体であるJR東海への支援など政府の今後の関与については、「3兆円の財政投融資の支援を踏まえ、最速2037年の全線開業という想定時期のもと、静岡工区を含めて、リニア中央新幹線の整備が適切に進むよう、環境・水資源の状況など、JR東海の財務状況、これらを厳格にモニタリングし必要な指導と技術支援をしていく」と強調した。
さらに、名古屋以西の着工に向けては「着実に整備を進める観点から、新大阪駅、三重県・亀山駅周辺、奈良県内の各駅候補の整備に関する検討、駅の位置、ルートの選定を加速する必要がある。そのため沿線自治体で行っているリニア中央新幹線・三重奈良大阪建設促進会議に、国交省、JR東海を正式メンバーとして参画させることとする」と述べた。
また、整備効果が最大限発揮されるように、「駅周辺含めた街作りについても国として沿線自治体と連携して全面的に支援していきたい」と強調した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。