「秘書としての勤務実態はなかった」。広瀬めぐみ議員の事務所関係者の証言が分かってきました。
■公設秘書の詐取疑い 広瀬議員を直撃
またしても浮上した、政治とカネの疑惑。
自民党を離党した 広瀬めぐみ参院議員(Q.今回の件について説明をいただけませんか?)
(Q.有権者に対して説明責任は?)
(Q.きのう(30日)説明されるということだったが、一言いただけますか?)
「……」 自民党を離党した広瀬めぐみ参議院議員、58歳。
公設秘書の給与を国からだまし取った疑いで、東京地検特捜部は30日、議員会館事務所や自宅などを家宅捜索しました。
家宅捜索が行われている自宅に戻ってきた広瀬議員は…
広瀬めぐみ参院議員「(Q.何があったんでしょうか?説明をお願いします)あとでまた、しっかりと説明させていただきます」 今回、問題となったのは、国から給与が支給される国会議員の公設秘書です。
関係者によると、広瀬議員は2022年から2023年にかけて、公設第一秘書を務める男性の妻を公設第二秘書として届け出ていましたが、勤務実態がなく、国から支給された給与、数百万円をだまし取った疑いがもたれています。
公設第二秘書の年収はおよそ325万円〜475万円。ほかに通勤手当や住居手当なども支給されます。
広瀬議員の事務所関係者は、特捜部の任意聴取に対し、「公設秘書としての勤務実態がなかった」という趣旨の説明をしているということです。
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弁護士から転身し、2022年の参議院選挙で初当選した広瀬議員。
パリ視察での広瀬議員(現在は削除済み)2023年7月、自民党女性局のフランス研修に参加した際には、ルーブル美術館前でのピース写真やフランス料理の写真を投稿し、観光旅行をしているようだと物議を醸したほか…
2024年2月、週刊誌に外国人男性とのいわゆる「赤ベンツ不倫」を報じられると、不倫関係を認めて謝罪。
「私の軽率な行動により、子どもたちにもつらい思いをさせてしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」 その後、再び週刊誌が報じたのが、今回の“幽霊公設秘書”疑惑でした。当時、広瀬議員は「事実無根」と反論していました。 広瀬めぐみ議員のHP(3月23日付)
「公設第二秘書として、しっかり勤務実態があったことに間違いありません」 次のページは ■“幽霊公設秘書”疑惑 今後の捜査は?
■“幽霊公設秘書”疑惑 今後の捜査は?
自民党では、7月18日、堀井学衆議院議員が公職選挙法違反の疑いで東京地検特捜部の家宅捜索を受け、離党したばかりです。 自民党中堅議員「派閥の裏金もそうだが、議員の質自体が落ちている。内閣支持率も上がり気味になってきて、オリンピックで何となく明るく前向きな雰囲気になりかけていたのに、水を差すようなものだ」
“幽霊公設秘書”疑惑、今後の捜査は?元東京地検特捜部副部長の若狭弁護士に聞きました。
元東京地検特捜部 副部長 若狭勝弁護士「国会議員としてもあるまじき行為ですし、国からのお金、つまり税金をだまし取るということにつながるわけですから、あり得ない話ということで、悪質極まりないと、もってのほかという犯罪の疑いがあると思います」 若狭弁護士「逮捕という話もあり得る」
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