長崎市が8月9日に行う平和祈念式典にイスラエルを招待しないと発表したことを受け、イスラエルの駐日大使がSNSに「世界に誤ったメッセージを送ることになる」など、市の対応を批判する投稿を行いました。

市の対応を批判したのはイスラエルのギラッド・コーヘン駐日大使です。

鈴木市長は31日、「式典を円滑に行うため」として2024年の平和祈念式典にイスラエルを招待しないと発表しました。

これを受け、ギラッド・コーヘン駐日大使は31日、SNSの「X」に「長崎市長が
イスラエルの不招待を決めたことは遺憾。長崎市がこれまで表明してきた姿勢の根本に反し、世界に誤ったメッセージを送ることになっている」と投稿し、市の対応を批判しました。

「イスラエルは過去数年来、式典に出席し、戦争被害者とその家族に敬意を表してきた」「現在もイスラエルは残忍なテロと戦い、ガザではまだ115人の人質が囚われている」「世界はイランとその代理テロ組織に全責任を問うべき」などとも投稿しています。

長崎市は「式典の安全な運営を阻害されるおそれがある」としてロシアとベラルーシも招待していません。

一方、同じく被爆地の広島市はロシアとベラルーシの招待を見送ったものの、イスラエルは招いていることから対応が分かれました。

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