「AIゆういちろう」の休止について説明する玉木雄一郎氏のX(ツイッター)

 国民民主党の玉木雄一郎代表は1日、米オープンAI社が手がける対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を使い、自身の政策などに関する質問に回答するサービス「AIゆういちろう」を休止した。「利用規約上、政治キャンペーンへの使用ができないとの指摘をオープンAI社から受けた」ためだという。

「チャットGPT」を使い、国民民主党の玉木雄一郎代表の政策などに関する質問に回答するサービス「AIゆういちろう」=玉木氏のユーチューブより

 玉木氏は自身のX(ツイッター)で、オープンAI社からの指摘について「AIの安心な使い方が確立されるまでの間の措置とのこと」と説明。「AIの活用は、実際にやってみると様々な問題点が具体的に明らかになってくるので、アジャイル(機敏)に見直しを加えて改善していきたい」とした。今後は米グーグル社のAI「ジェミニ」に言語モデルを変更し、「近日中に再スタートを検討している」という。

 AIゆういちろうは、玉木氏が国会で発言した議事録やXでの発信内容などを学習させており、質問者に文字や音声で回答する。7月8日の公開後、10日間で10万件を超える利用があったという。利用料は玉木氏が負担する仕組みのため、玉木氏は「12万円の請求」が届いたとしてユーザーに支援を呼びかけていた。【田中裕之】

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