木原稔防衛相は2日の記者会見で、陸上自衛隊と海上自衛隊で保険金の受け取りなどで不適切な対応があったとの週刊誌報道への対応を説明した。両自衛隊トップの森下泰臣陸上幕僚長、斎藤聡海上幕僚長に事実関係を確認するよう1日に指示を出したと明らかにした。
けがの原因を偽って保険金を本来よりも多く受け取ったことや、保険金の請求で必要な証明書を作成する際に不適切な手続きをしたとの報道があった。木原氏は「海自、陸自において事実関係を確認しているところであり、現時点で事実関係について答える段階にはない」と述べた。
防衛省・自衛隊を巡っては安全保障に関わる「特定秘密」の不適切な取り扱いや潜水手当の不正受給など、不祥事が相次いで明らかになっている。
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