旧優生保護法は憲法違反だったとする最高裁判所の判決を受けて、小泉法務大臣は2日、法務省で原告や関係者およそ90人と面会しました。

冒頭、小泉大臣は「政府の責任は極めて重大で、多くの方々が心身に多大な苦痛を受けてきたことを真摯に反省し、心から深く謝罪する」と述べました。

その上で、「すべての国民が病気や障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重しながら共生する社会の実現に向けて全力を尽くす」と述べました。

そして原告らから、すべての被害者への速やかな補償や、差別や偏見の根絶に向けた教育・啓発の実施などを求める要求書を受け取りました。

小泉大臣は、およそ2時間にわたって被害者らの悲痛な訴えに耳を傾けたあと「法務省は大きな過ちを犯した責任を負っているので、先頭に立って政府を引っ張り、差別や偏見を根絶する恒久的な対策を打ち出していく」と述べました。

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