広瀬めぐみ参院議員が勤務実態のない公設秘書の給与を国からだまし取った疑いで、東京地検特捜部は広瀬議員の自宅や事務所を強制捜査した。だまし取った金額はおととしから去年にかけて数百万円にのぼる疑いがあるという。広瀬氏はこの事件を受けて自民党を離党した。
【映像】広瀬めぐみ氏の自宅前(実際の様子)
この疑惑は今年3月に週刊新潮が報じ、その際広瀬氏は「事実無根で名誉棄損で訴える」など、疑惑を完全否定する声明を出していた。
しかし、その後の取材で広瀬議員の公設秘書を務める男性は、妻がもう1人の公設秘書として届け出されていたが、勤務実態はなく、その給与を広瀬氏の指示で渡していたという趣旨の話をしているという。
広瀬氏は岩手県出身で、主婦から弁護士に転身。岩手といえば、長年重鎮小沢一郎氏が幅を利かせる「小沢王国」として知られるが、2022年の参院選で自民党の公認候補として30年ぶりの当選者となった。
今回の疑惑だけでなく、過去にたびたび話題となっている。23年には自民党女性局のフランス研修問題が発覚し、SNSに投稿した写真が炎上する騒ぎに。今年3月には週刊新潮の報道でカナダ人サックス奏者との不倫疑惑が発覚。自身が運転する赤ベンツで歌舞伎町のラブホテルから国会へ直行するという「赤ベンツ不倫」の大胆な姿が報じられた。
永田町では立憲民主党の泉健太代表が「もし本人自身が認識があり、あるいはもう明らかになるものがあれば、これはもう辞任に値する」、日本共産党の小池晃書記局長は「自民党が真相の解明のため責任を果たすべき」とコメントしている。
ちなみに「赤ベンツ所有者の特徴」についてベンツ専門の販売・整備業者に尋ねると「見栄っ張りの人が多い」「雑に扱う人が多いので故障も多い」「車内が汚く、整備点検もあまりしてない」「派手な服装で、上から目線な人が多い」などと証言している。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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