広島への原爆投下から79年を迎え被爆証言の継承が大きな課題となるなか、アメリカの大手メディアが被爆者の証言を紹介する寄稿を掲載しました。
アメリカのニューヨーク・タイムズでは6日、広島原爆の日にあわせ「最後の被爆者たちが語る、耳を傾ける時が来た」と題する寄稿が掲載されました。
寄稿はニューヨーク・タイムズの編集者など3人によるもので、被爆者の高齢化によって証言を広めることの緊急性が年々高まっていると指摘。「核兵器がもたらす恐ろしさを語ることのできる数少ない被爆者の話に耳を傾けることがアメリカ人、そして世界にとって本当に必要」などと訴えています。
そのうえで、小倉桂子さんや森重昭さんなど合わせて8人の被爆者の証言などが紹介されていて、小倉さんは被爆の実相について「想像するのは難しい」として核兵器の廃絶に向けて証言し続ける決意を語っています。
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