首相官邸(矢島康弘撮影)

政府は19日、AI(人工知能)戦略会議を開き、AI関連事業者向けのガイドライン(指針)を決定した。人権尊重や偽情報対策を求める「人間中心」など10原則が柱。事業者の自主的な取り組みに委ねるが、政府や自民党で大規模なAI開発者への法規制を模索する動きがあり、戦略会議で今後検討する。

文章や画像、動画を簡単につくることができる生成AIの利用が急速に広がり、悪用への懸念が高まっている。ただ政府が決めた指針は事業者の自主規制に任せ、AIの普及を優先させた形だ。

10項目は「安全性」「公平性」「プライバシー保護」「透明性」などで、開発者だけでなくサービス提供者や利用者も対象となる。

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