日本維新の会は8日、旧民主党政権で厚生労働相を務め「ミスター年金」と呼ばれた立憲民主党の長妻昭政調会長を招き年金制度改革の勉強会を開いた。維新が他党の幹部を呼んで勉強会を開くのは異例だ。
次期衆院選に向け、野党間で政策の連携を模索する動きとの見方がある。維新の音喜多駿政調会長は終了後、記者団に「解決へのアプローチは（両党で）異なるが、現行の年金制度への危機意識は一致している」と述べた。
維新は年金制度について①現行の賦課方式を積み立て方式に転換する②制度自体を廃止し最低所得保障制度を導入する――改革案を主張している。秋の臨時国会を視野に提言を出す方針だ。
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