自民党安倍派の福田達夫元総務会長ら約10人が8日、国会内で会合を開き、9月に実施される予定の党総裁選を巡って意見交換した。政策論争を通じて党の信頼回復を目指し、世代交代を印象づけるような総裁選にすべきだとの考えで一致した。
会合後、佐々木紀衆院議員は記者団に、「安倍晋三元首相が取り組まれた政策を遂行するためにも総裁選は大事だ。気持ちを同じくする者たちで連携しなくてはならない」と述べた。
出席者によると、安倍派の4期生以下を中心に参加を呼びかけた。会合では出馬が取り沙汰される石破茂元幹事長や小林鷹之前経済安全保障担当相ら「ポスト岸田」候補について意見を交わしたが、特定の候補を支持するといった発言はなかったという。
総裁選のあり方について、党員の意見を最大限取り入れた運営にすべきだとの意見も出たという。【遠藤修平】
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