自民党

 自民党北海道9区支部(胆振、日高地方)は8日、堀井学衆院議員(比例北海道ブロック、自民を離党)の後任の支部長を決める公募に、30~60代の男女7人から応募があったと明らかにした。書類選考して18日に3人程度に絞り込んで9月に面接を実施し、複数人を党本部に推薦する。

 選考委員長の藤沢澄雄道議によると、年代と性別の内訳は、30代3人▽40代2人▽50代1人▽60代1人--で、男性6人、女性1人だった。いずれも議員などの公職に就いた経験はない。自民で政治活動をしたり、政党の政治塾で学んだりした人もいるという。

 9区支部は応募者に対し、9区内に住む100人以上(うち50人は自民党員)の推薦を集めることを求めており、8日時点で少なくとも3人がこの要件を満たした。他の応募者は18日までに推薦名簿の準備が必要になる。

 9区支部は「選挙に勝てる候補者を選ぶ」としており、書類選考で論文や経歴に加え、こうした具体的な支援を得られるかを見極める。

 藤沢氏は「大変厳しい状況の中、これほど志のある方がいるとは思っていなかった。志をかなえたい」と話した。

 9区支部長を巡っては、前任の堀井氏が政治資金収支報告書の不記載問題で次期衆院選不出馬を表明したため、7月12日に公募を始めた。その後、東京地検特捜部が香典を巡る公職選挙法違反容疑で堀井氏の事務所を捜索し、堀井氏が離党したため、現在は支部長不在となっている。【石川勝義】

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