岸田首相は、気象庁が巨大地震への注意を呼びかける「南海トラフ地震臨時情報」を発表したことなどを受けて、9日から予定していた中央アジアへの訪問を急きょ取りやめました。

岸田首相：
危機管理の最高責任者である内閣総理大臣として、念には念を入れ、1週間程度は国内にとどまり、万全を期すべきだと判断をいたしました。今回予定していた日程での中央アジア、モンゴルへの訪問は取りやめることといたします。

岸田首相は、長崎市で平和祈念式典に出席したあと、政府専用機で日本を出発し、4日間の日程でカザフスタン・ウズベキスタン・モンゴルの3カ国を訪問する予定でしたが取りやめ、官邸に戻りました。

岸田首相は官邸で、カザフスタン・ウズベキスタンの首脳と電話会談し、状況を説明しました。

また、現地で出席する予定だった国際会議にはビデオメッセージで参加するとして、メッセージを収録しました。

岸田首相：
今回訪問予定であった国々への訪問については、適宜調整をしていきたい。日本政府として、中央アジアやモンゴルとの関係を引き続き力強く推進していく。

一方、野党は、参議院の災害対策特別委員会の理事懇談会で、8日の宮崎県沖を震源とする地震などを受けて、早期に閉会中審査を開催するよう要求しました。

今後、与野党で協議します。

鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。