日の丸、君が代を法制化
1999(平成11)年 国旗及び国歌に関する法律(国旗国歌法)が公布・施行された。法案審議の過程で政府は、国旗の掲揚、国歌の斉唱を義務づける考えはないとしていたが、実際には施行後、各地の教育現場で法律順守を求める指導が強まった。東京都教委は03年に徹底を求める通達を出し、04年春までに250人の教職員を処分した。神奈川県でも同年に教職員の起立徹底を通知。大阪府や広島県、福岡県などでは児童生徒の不起立の有無の確認を学校に求める動きが出た。
その他の出来事
桂田氏、日本住血吸虫を発見
1904(明治37)年 岡山医学専門学校(現岡山大医学部)の桂田富士郎教授(1867~1946)が「日本住血吸虫」を発見し、官報に報告掲載した。日本住血吸虫は東アジア、東南アジアに生息し、肝硬変を引き起こし、重症化すれば死に至ることもある。日本では戦後、農地整備が進み中間宿主ミヤイリガイが減少したことから日本住血吸虫病も急減。78年以降、新規患者の報告はなくなった。
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八木アンテナの関連特許が成立 : 米が電探に利用
1926(大正15)年 東北帝国大教授の八木秀次(1886~1976)が指向性の強い電波を捉えるための技術特許を取得。将来、短波や超短波による通信・放送が主力となることを予見して研究を進め、「短波長電波の発生」「短波長による固有波長の測定」などの論文を発表した。これらの理論に基づき、テレビに使われる「八木アンテナ」の基本となる「電波指向方式」を発明し、特許権を得た。戦前の日本ではその真価が理解されなかったが、米軍は太平洋戦争中、八木の研究成果に基づいてレーダー開発を進め、実戦配備した。八木は1985年、特許庁の「日本の十大発明家」に選定された。
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日本がIMF・世銀に加盟
1952(昭和27)年 国際金融秩序の安定を担う国連の専門機関、国際通貨基金(IMF)・国際復興開発銀行(世界銀行)に、日本が加盟した。IMFは為替相場の安定を目的に設置。国際収支が著しく悪化した国などに外貨を融通する。世界銀行は開発途上国に開発資金を融資し、日本も1964年東京五輪に向けた東海道新幹線や高速道路の建設資金の一部を借り入れた。
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「所得倍増」の池田元首相が死去
1965(昭和40)年 日本の高度経済成長路線を主導した池田勇人元首相が65歳で死去。大蔵事務次官を退官後の1949年政界入り。1年生議員ながら、吉田茂内閣の蔵相に登用され、経済財政政策を担った。日米安全保障条約改定に伴う混乱の責任をとって岸信介首相退陣後、吉田の後押しもあり自民党総裁に選出され60年、首相に就任。「所得倍増計画」を掲げ、民需中心の経済発展を推進した。東京五輪の開催に尽力し、閉会式の翌日に退陣表明した。
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H1ロケット試験機1号機打ち上げ
1986(昭和61)年 種子島宇宙センターからH1ロケット試験機1号機が打ち上げられた。H1ロケットは80年代後半における日本の衛星打ち上げ需要に応えることを目的とした3段式ロケット。ただ、この日は2段式の「試験機」で、搭載衛星もロケットの性能確認が主任務となる測地観測衛星「あじさい」、相乗り衛星は日本初のアマチュア無線中継用衛星「ふじ1号」だった。H1ロケットは、この年から92年の間に9機を打ち上げ、成果はH2ロケットの開発に生かされた。
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小泉首相、就任後初の靖国参拝
2001(平成13)年 小泉純一郎首相が、2001年4月の就任後初めて靖国神社に参拝。現職首相では5年ぶり。中国や韓国の反発に一定の配慮を示し、終戦記念より2日前倒して参拝した。小泉首相はその後も毎年、参拝を続け、2006年には8月15日に参拝した。
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フェンシングの太田選手が北京五輪で銀メダル
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