9月に予定されている自民党総裁選をめぐっては、8月14日に岸田首相が不出馬を表明する以前から水面下で激しい動きがありました。
衆議院静岡1区の上川陽子 氏については、地元を中心に初めての女性首相を期待する声も上がります。
石破元 幹事長はお盆に決断?
過去4度総裁選に挑んだ石破元 幹事長は7月 地元・鳥取市でお盆を決断の時期として示していました。
自民党・石破茂元 幹事長:
やはり、お盆というのは1つのメドかな。何を言うにしても。それまでに、何のためにということが大事(首相・総裁に)なることは目的ではない。そういうことの整理・考察は日々やっていくということですね
茂木幹事長は慎重に判断する考えを示す
現在の党のかじ取り役 茂木幹事長は8月2日 訪問先のタイ・バンコクで意欲をにじませながらも慎重に判断する考えを示していました。
自民党・茂木俊充 幹事長:
9月に忙しくなるんじゃないか。(海外要人に)そんな風に言われました。(Q.岸田首相が再選を目指す場合は?)これから2年・3年本当に誰がリーダーを務めるにしても最も厳しい、重い責任を負わなければならない。まず(岸田)首相がどう判断されるか注目したい
出馬は?に無言の小泉進次郎 元環境相
以前から名前が上がり党内から動向が注目される小泉進次郎 元環境相は…。
小泉進次郎 元環境相:
総裁選に向けては、自民党がいかに自分たちの手で変えることができるか。国民の皆さんに、信頼回復に繋げていけるような場にしなければいけない思いは皆が共通することだと思います(Q.出馬は?)…
「いつか自分がやるという覚悟」小林鷹之 前経済安保相
中堅・若手から待望論が出ているのが小林鷹之 前経済安保相です。「旧派閥の力学で総裁選が動くと自民党の明日はない」と話していました。
小林鷹之 前経済安保相:
国政を志した時から国の舵取りをいつか自分がやるという覚悟でやっています。いまは政治家としての力を高める、そのことに尽きる
上川陽子 外相は「上を目指してね」
そして、誕生すれば女性初の総裁・総理として注目されているのが上川陽子 外相です。
8月5日 地元・静岡市に戻ると約1300人にG7外相会合など外交の最前線での奮闘を語りました。
衆議院 静岡1区選出・上川陽子 外相:
この11カ月、脇目も振らずに外交の現場で動かせていただいた。そういう姿勢で頑張っていくことが国益を背負っていくことだと強く感じている
その2日前、地域の夏祭りで「上を目指してね」と声をかけられたエピソードを披露しましたが、踏み込んだ発言は控えました。
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