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 14日、岸田総理が総裁選不出馬を表明した。

【映像】なぜ「岸田総理の次じゃなくていい」から潮目が変わったのか?

 ポスト岸田は誰になるのか?日本大学危機管理学部教授/東京工業大学特任教授の西田亮介氏に聞いた。

━━9月の総裁選はどのようなものになるのか?

「岸田総理の辞任を受けて潮目が変わった。これまでは政権運営が明らかに難しくなることが予想されていたため、総理候補と目される人たちも『岸田総理の次じゃなくていい』と考えていたはずだ。ところが、『この総裁選を盛り上げることが自民党復活のシナリオであり、自民党が変わったことを強く印象付けるチャンスだ』と状況が変わった。そのため候補者たちは気炎を揚げたり、意欲を示すようになった」

━━多くの派閥が解散した今、何がポイントになるのか?

「まず1つは総裁選出馬に20人の推薦人が必要であるため、事実上、派閥の協力を取りつけることが重要になってくる。その時には、派閥の領袖たちの意向が重要視されるだろう」

「2点目は、『本当に自民党の派閥は解散したのか?』ということだ。総務省への政治団体としての届出を4月に取り下げるとし、今は毎週木曜日にメンバーで昼食をとるということもしていないようだ。だが、派閥の事務所はまだ残っている。財産をどう処分したのか、専従職員がどうなったのかなど含めて本当に派閥が解散したのかどうか、メディアには報道してほしい」

━━自民党は刷新感を出すために若手を押し出すのか?

「自民党の中で刷新感を出したいということであれば、若い人を立てた方がいいということになるだろう。鉄板の選択といえる。だが、『むしろ実力派に党の活動を任せるべきだ。党内の人気が高い人たちに任せた方がいいんじゃないか』という声が出てくればまた少し変わってくるだろう。例えば、安倍政権にとても近かったが無派閥であった高市氏は保守グループから人気が高い。常に自民党の非主流派を歩いてきた石破氏も党員からの人気は高かったりする。今まで政権を支えてきたという意味においても実力派である林官房長官もいる。さらに茂木幹事長は派閥の領袖であり最近はメディア露出を増やして“強面”というイメージを払拭しようといる印象だ。自民党には以前から無派閥だった人たちも多くいるが、その人たちもここに来て“集まり”になっている。もちろん最大派閥だった安倍派の意向もある。今後どうなるか注目すべきだ」

(『ABEMAヒルズ』より)

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