来月行われる自民党総裁選では、ベテラン議員も若手議員も出馬を模索する動きが激しくなっています。
■ポスト岸田の行方は?乱戦模様の総裁選
ポスト岸田を巡り、週末にも多くの動きがありました。 18日、出馬に意欲を見せたのは、加藤勝信元官房長官(68)です。 加藤氏「私自身、今回一念発起して、頑張っていこうと」 加藤氏は茂木派ですが、その茂木敏充幹事長(68)自身も出馬に意欲を見せています。 さらに、現内閣の上川陽子外務大臣(71)は、自身のX(旧ツイッター)で次のように投稿しました。 上川外務大臣のXから
「私の志や思いを伝えるべく、ねじりはちまきで電話かけ」
上川氏は、お盆返上で推薦人20人の確保を目指します。
さらに、高市早苗経済安全保障担当大臣(63)は、自身のXで次のように投稿しました。 高市経済安保担当大臣のXより「国家経営を担うべく、心を固めている」 10人以上が総裁選への意欲を示し、乱戦模様となっている総裁選。前回は「小石河連合」として、石破茂元幹事長(67)、小泉進次郎元環境大臣(43)が河野太郎デジタル大臣(61)を支持しました。
河野氏は18日、旧吉田茂邸を視察した際、総裁選について聞かれると、次のように述べました。
河野氏「(Q.この週末はいろいろな方が…)そういう難しい話は、きょうはいいから」 今回、いち早く出馬に意欲を見せた石破氏は、次のように述べました。 石破氏
「(推薦人の)めどはつきつつある」
「(Q.早ければ、週内にも出馬表明?)そうありたいと思っています」 圧倒的知名度を誇るのが、小泉氏です。 小泉氏
「来月の総裁選に向けては、自民党がいかに自分たちの手で変えることができるか」
しかし、小泉氏自身はまだ出馬するのか言及していません。
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■出馬正式表明か 小林鷹之氏の人物像■出馬正式表明か 小林鷹之氏の人物像
その小泉氏と同じ40代の小林鷹之前経済安全保障担当大臣(49)は、19日にも正式に出馬を表明するとみられています。 小林氏「複数の同僚議員から、そういう(総裁選への出馬)お声をもらっているのは事実です」 2013年、2人は共に沖縄視察を行っていました。 小泉氏(当時31歳)
「みなさんが島を思う気持ち、愛国者の集まりだなと胸がいっぱいになった」 小林氏(当時38歳)
「(話を聞いて)頭で理解するだけでなく、肌でひしひしと感じる」
知名度抜群の小泉氏に対し、全国区とは言えない小林氏ですが…。
小林氏「知名度は、ないんじゃないですか。自分の活動を少しでも多くの方に知っていただけるような努力は、政治家としてやっていくべきだと思います」 小林氏とは、どのような人物なのでしょうか。
1974年、千葉県の会社員の家庭に生まれ、開成中学、開成高校から東京大学に入学。大学時代は、ある理由からボートに打ち込んだといいます。
小林氏(自民党のYouTubeから 2014年)「本気でオリンピックに出たいと思ったことがあって。実はボート部に入ったのが、それ(オリンピック目指して)だった」
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■「派閥なき本命なき総裁選」田崎氏■「派閥なき本命なき総裁選」田崎氏
小林氏は大学卒業後、財務省を経て、2012年の衆議院選挙で初当選しました。小林氏について、地元の有権者は次のように話します。 80代女性「若いけども、話は本当に重みがあるよね。真面目で、あのような方に総理になってほしいね」
地元からは期待の声が高まる小林氏について、政治ジャーナリストの田崎史郎氏は次のように述べました。
田崎氏「小林さんは中堅若手の支持を集めて、推薦人20人を確保しています。当選4回以下が主体で、当選5回以上にはあまり伸びていない」 派閥解散後初めてとなる来月の総裁選について、田崎氏は次のように分析しました。 田崎氏
「各議員にとっては、自分の自由意志で候補者を選べるようになった。その結果、誰が勝利するか非常に読みづらくなっています。派閥なき本命なき総裁選です」
(「グッド!モーニング」2024年8月19日放送分より)
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