自民党総裁選への立候補を表明した小林鷹之氏=国会内で(木戸佑撮影)
小林氏は、2022年8月の記者会見でも「一言一句は覚えていないが、発言はしていないと思う。旧統一教会の教えを存じ上げないので、それを肯定するような発言はしていない」と述べている。◆「岸田首相の旧統一教会へのスタンスを堅持」
小林氏は8月19日の記者会見で、2021年7月のイベントに参加した経緯について「地元の方々から誘われ、自転車レースみたいな感じだったが、地域のスポーツ行事という認識で参加した。今振り返れば、主催者の確認をもっと本当に徹底してやっておけば良かったなと、ある意味軽率だったと反省している」と説明。その上で、「ただ、過去に選挙支援の依頼をしたことも、金銭のやり取り含めて、一切関わりはない。現在も当然、関わり合いはないし、今後も持つつもりはないし、そうならないようにしっかりと気をつけていきたい」と強調した。 総裁選への不出馬を表明している岸田文雄首相が、旧統一教会への解散命令請求に踏み切ったことを念頭に、「岸田総理の旧統一教会に対するスタンス、これを私もしっかりと堅持していく」とも語った。旧統一教会関連団体のイベントに出席した小林鷹之氏(参加者の男性提供、2021年7月31日撮影、一部画像処理)
◆「一人一人に思想信条を聞くのは限界がある」
記者会見では、「小林さんの地元の有力な支援者の中に、複数の統一教会の関係者、地区の幹部がいることを確認している。厳しい対応を取れるのか疑問だ」との質問も出た。 これに対しては、「それぞれの人が私人で、一人一人のプライバシーにおそらく関わる話。思想信条、あなたは何を信じていますかと一人一人聞くことは限界があることは、認識いただきたい」と答えた。(宮尾幹成) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。