立憲民主党の安住淳国対委員長は19日、自民党総裁選への立候補を表明した小林鷹之前経済安全保障担当相の記者会見を念頭に、派閥から裏金を受け取っていた議員が複数同席していたと指摘し、「裏金議員ロンダリングになってはならない」と述べた。訪問先の神奈川県箱根町で記者団の取材に答えた。
安住氏は「若手が立候補の表明をして、そこに議員が並んでいたが、裏金議員も結構いた。同席をする前に、国会に出てきて、裏金の額や使途を弁明してから総裁選をやるべきだ」と批判。「(裏金問題を)隠すための総裁選であれば、臨時国会は前に進まない」とけん制した。
また9月23日に投開票される立憲の代表選について「次の総選挙は野党の統一的な総理候補にふさわしい人を本気で選ぶ。10人も出てにぎやかにただやる裏金議員ロンダリング選挙ではなく、野党のリーダーとしてふさわしい人は誰なのか、中身が濃くて現実的な総理候補選びにしたい」と語った。【源馬のぞみ】
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