木原防衛相は、伊豆諸島沖の太平洋で20日夜、消息を絶った海上自衛隊のヘリコプター2機について、「衝突して墜落した可能性が高い」という見方を明らかにした。
海上自衛隊の「SH-60K」哨戒ヘリ2機は、20日午後11時ごろ、伊豆諸島の鳥島の東270km余りの海域で、潜水艦を捜索する訓練中に通信が途絶え、墜落したとみられている。
21日に2回目となる記者会見を午前9時過ぎに開いた木原防衛相は、2機が衝突した可能性を示した。
木原防衛相「2機のフライトレコーダーを近接した場所で発見し、回収した。非常に近接した場所にあることから、衝突した可能性が高いと判断している」
現場周辺からフライトレコーダーのほか、回転翼のブレードなども見つかっているという。
一方、収容された搭乗員1人の死亡が確認され、木原防衛相は行方がわかっていない残り7人について、「全力を挙げて捜索・救難にあたっている」と述べた。
そして、海上自衛隊の同型機の飛行訓練を見合わせることを表明した。
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
