普天間基地の沖縄県名護市辺野古への移設計画を巡り政府は8月20日にも軟弱地盤が広がる大浦湾側で本格的な工事に入る見通しです。
8月20日午前9時半頃、名護市の大浦湾の北側に位置するA護岸付近では、ダイバーが水中に潜る様子が確認されました。このあと、くい打ち作業を開始し本格的な工事に着手する見通しです。
大浦湾側の工事を巡っては、県が不承認とした沖縄防衛局の設計変更申請を政府が代執行によって承認し、7月にはくい打ちの試験作業が行われました。玉城知事はけさ、留意事項に基づく事前協議が終わっていないという見解を改めて示しました。
▽玉城知事:
「協議の途中であるという認識から工事はするべきではないことを防衛局に伝えていきたいと思います」
大浦湾側での本格的な工事は初めてとなり、普天間基地の辺野古移設問題は大きな局面を迎えることになります。
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