自民党の小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は21日、首相官邸で岸田文雄首相と面会し、党総裁選(9月12日告示、同27日投開票)に出馬表明したことを報告した。面会後、記者団に「経済・外交安全保障、国家的な課題に正面から向き合ってきたのが岸田政権だと認識しているので、基本的なところは継承しながらやっていきたい」と語り、岸田政権の基本路線を引き継いでいく考えを示した。
首相は面会で「頑張れ」と小林氏を激励したという。小林氏は総裁選について「おそらく今後出馬表明される方は全て先輩議員だと思う。私自身はチャレンジャーの立場で知名度もゼロからの挑戦なので、先輩議員の胸を借りる気持ちで頑張っていきたい」と記者団に語った。
総裁選を巡っては小林氏が19日に立候補を表明したほか、石破茂元幹事長(67)や河野太郎デジタル相(61)、加藤勝信元官房長官(68)、小泉進次郎元環境相(43)、林芳正官房長官(63)ら10人以上が立候補に意欲を示す乱立模様となっている。【園部仁史】
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