お盆を挟んだ夏休み、国会議員は地元でどんな活動をしていたのか、シリーズでお伝えしています。
3回目は、自民党の古川禎久議員です。挫折や意外な職歴、そして大きな目標を明かしました。
8月4日、都城市の事務所。
(自民党 古川禎久議員)
「お疲れさま。お世話になります」
車から降りてきたのは、自民党の古川禎久議員。岸田内閣で法務大臣を務めたベテランです。
政治家になるまでの一時期、東京で焼き鳥屋をして生計を立てていたこともあります。
(自民党 古川禎久議員)
「ぼくは大学を出て、建設省=今の国土交通省に入ったんです。ところが1年9カ月で辞めちゃった。なんで辞めたかというと務まらなかった。能力的にも、性格的にも」
「(Q.焼き鳥屋をしていたのは本当?)事実です。小さなお店だけど、やっぱり自分のお店だと思うとかわいい。お客さんにビールを出す時だって、「うぃ~」って出すんじゃなくて、「この前、大雨降ったけど大丈夫でしたか?」「〇〇さ~ん」みたいな」
官僚としての挫折を経験し、駅のベンチで一夜を明かしたこともある苦労人。
この日は、小林市野尻町で、支援者に東京での活動や情勢を伝える報告会を開きました。
古川議員が支援者を前にまず口にしたのは、自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題でした。
(自民党 古川禎久議員)
「私も自民党の所属議員の一人として、改めてこの無様な、政治に対する国民の皆さんの信頼を失った大変なこの不祥事。自民党の一人としてこの場をお借りして、お詫びをしたいと思います」
古川議員は今年1月、茂木派を退会。自民党にとっての正念場は、9月の総裁選と見ています。
(自民党 古川禎久議員)
「この総裁選で信頼をきちんと取り戻すために、けじめをつけるべきはきちんとつけて、改めるべきはきちんと改めるということを自民党がどこまで国民の皆さんの前で伝えられるのか」
自民党総裁の任期は3年。9月の総裁選をめぐる情報が数多く報じられる中、報告会では、こう言及しました。
(自民党 古川禎久議員)
「いずれ自民党総裁に名乗りを上げて、古川内閣を作りたいという思いを持っています。心の準備はできています。遅くとも3年後の総裁選には出たい」
(自民党 古川禎久議員)
「堂々と国民の皆さんの前で自分はこうしたいんだということをやりたい。心の準備はできているんだけど、例えば(立候補に必要な)20人の推薦人とかね。そういう準備がまだできていない。こういう準備をしっかりしながら遠くない将来に自分も名乗りを上げたい」
(支援者は)
「人を裏切らない。昔から口調そのものが変わっていません」
周囲からの大きな期待を背負う古川議員。
(自民党 古川禎久議員)
「日本の政治を立て直して、時代が大きく変わるときに政治が国民の信頼を得ながら成果を上げられる政治にしていかなきゃいけません」
自民党を立て直し、失われた政治への信頼を取り戻す夏となっています。
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