立憲民主党の代表選挙は、来月7日告示、23日投開票の日程で行われ、枝野前代表は、21日、立候補を正式に表明しました。

今回の代表選挙での立候補表明は枝野氏が初めてで「人間中心の経済」を掲げ、消費税5%分の実質的な減税策として、中間層までを対象にした「給付付き税額控除」の創設を打ち出しました。

また、今後の党のあり方について「これまで自民党を支持してきた人を含めて幅広く民意を包摂できる『国民政党』にならなければならない。最大野党が単独政権を目指す姿勢がなければ与野党伯仲に持ち込むことはできない」と述べたほか、ほかの野党との連携を再構築する考えを示しました。

そして早速、街頭演説を行うなど、支持拡大に向けた活動を本格化させています。

また、党内からの立候補要請に「熟慮する」としている野田元総理大臣は、21日、訪問先の台湾で頼清徳総統と会談し、22日、帰国する予定です。

野田氏に近い議員からは「立候補に前向きになっているのではないか」という見方も出ていて、今後、対応を判断する見通しです。

さらに、再選を目指して立候補の意向を固めている泉代表は、21日「政権に向かって『本格政党になる』という思いを多くの仲間に伝えていきたい」と述べました。

泉氏は、立候補に必要となる20人の推薦人を固めるため、みずからに近い議員とともに支援の呼びかけを続けています。

一方、江田憲司・衆議院議員は「支援してもらえる議員は徐々に増えている」と述べたほか、

馬淵元国土交通大臣も有志の議員から立候補の要請を受けるなど、枝野氏、泉氏、野田氏以外の候補者の擁立を模索する動きも出ています。

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