お盆を挟んだ夏休み、国会議員は地元でどんな活動をしていたのか、今週シリーズでお伝えします。
自民党の武井俊輔議員を追いかけると、要望を受け現地を見て議員として役割を果たそうとする姿がありました。

8月17日土曜日。武井議員は午前中から宮崎市佐土原町で行われた夏祭りに参加しました。
(武井俊輔議員)
「お声を聞くというのが私たちの仕事。そういう意味では、声を聞く多くの方が(夏祭りには)こうして集まっているので貴重な機会。」

顔や名前を覚えてもらい地域住民の声を聞くことで会話の中から県内の景気の状況などを探っていきます。
(地域住民)
「銅関係、電線やエアコンの銅管も全部値上がりしている」
(武井俊輔議員)
「銅は盗まれたりするといいますもんね」

(地域住民)
「若くて力強いイメージがある。身近に感じる議員がいると応援したくなる。」

20年来の支援者からは、これまでの武井議員をとりまく不祥事への叱咤激励もありました。
(支援者)
「親しみやすくていいが、途中でいろんなことを起こしたからそれが気に入らなかった。大臣を目指してがんばってもらわないといけない。それだけ(武井議員が)希望。」

(武井俊輔議員)
「私たちは与党なので、仕事で返していくしかない」

政権を担う与党議員の仕事の一つは、地域住民の要望を伝え国から予算を得ることだと話します。
(武井俊輔議員)
「これは予算をどこにどれだけつけたかというもの。宮崎市と東諸県の分が書いてあるが、まさにこれが私たちの言ってみれば成績表。」

午後から向かったのは、信号をつけてほしいと要望があった宮崎市住吉地区の横断歩道の現地視察でした。
地域住民は通学路となっているこの場所の危険性を訴えます。

(地域住民)
「毎日、朝晩通る道だから、優先的に考えてもらいたい」
「信号が一本もないのが不思議」
「何もないからみんな飛ばす」
「最近は特に激しい」

現在、県に寄せられている信号の設置に関する要望は約500と言われています。
このうち、去年実現したのは2カ所だけです。

(武井俊輔議員)
「国としても通学路の整備というのは大きな政策の柱に与党は入れたが、予算を付けて対応したと思っていたものが現実として伴っていないことに気づく。そういう意味でも、こうして現場に来て話を伺うのは極めて大事。」

地道な活動を続ける中、この夏、共に政治活動を行い慕ってきた岸田総理が次の自民党総裁選に出馬しない意向を表明しました。

(武井俊輔議員)
「気持ちの整理ができたかというと、まだまだできていないところもある。大事なことは、総理ご自身が一連の裏金問題において自ら責任をとらなければいけないということ。それが自民党が国民から信頼を得る道。」

夜は夏祭り会場を2カ所訪問。その後も会食に出席し、すべての仕事が終わったのは午後9時過ぎでした。
翌日は午前4時から鹿児島県で打合せでしたが、終電ぎりぎりまで有権者との会話を続ける武井議員。

(武井俊輔議員)
「人と会うと元気が出る。政治家は御用聞きだと思っているので、一番使いやすい御用聞きでありたい。」

武井議員はこの日、1日中人と会い続け要望を聞き続けていました。
信頼回復、そしてより良い政策実現に向けた夏です。

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