昨夜、伊豆諸島沖で墜落した海上自衛隊のヘリコプター2機について、防衛省は、空中で衝突した可能性が高いと見て、回収したフライトレコーダーの解析などを進める方針だ。

木原防衛相は午後4時半頃会見を行い、「現場海域で見つかった2個のフライトレコーダーについては、すでに厚木航空基地へ輸送していて、今後、解析作業を進めていくことになります」と述べた。

海上自衛隊の「SH-60K」哨戒ヘリ2機は、20日、鳥島の東270キロメートル余りの海域で夜間訓練中に通信が途絶え、その後、周辺で機体の一部が見つかった。

木原防衛大臣は、午前の記者会見で、「フライトレコーダーを近接した場所で発見し回収した」と述べ、2機が衝突して墜落した可能性が高いとの見方を示していた。

また、海自トップの酒井海上幕僚長は「2機が訓練の中で著しく近接しているデータ」があることを明かすとともに、事故調査委員会を設置したことを発表した。

防衛省は、フライトレコーダーを解析する方針で、同じ訓練に参加していた別のヘリの搭乗員からも話を聞いている。

一方、収容され死亡が確認された1人を除く7人の行方は今もわからず、捜索が続いている。

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