自民、公明両党は23日、東京都知事選の掲示板に同一ポスターが多数張られた問題を受け、公選法改正を巡り実務者会合を国会内で開き、選挙ポスターに関する品位保持規定を新設する方針で一致した。ポスターを特定商品の広告や営業・宣伝に使った場合は罰則を科すことも確認した。秋に見込まれる臨時国会で改正案提出を目指す。

自公は、ポスターに候補者名を明記する必要性についても認識を共有した。罰則内容は今後、野党を交えて詰める見通しだ。自民の逢沢一郎選挙制度調査会長は記者団に「都知事選のポスターには候補者名がないものがあった。有権者に選んでもらうのに候補の氏名がないのはどう考えてもおかしい」と指摘した。〔共同〕

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