武村農林水産副大臣は23日、衆議院の財務金融委員会の閉会中審査に出席し、スーパーなどでのコメの品薄について、新米が本格的に出回る前の端境期で在庫が少ないところに、地震や台風に備えた買いだめの動きが出たこと、さらにお盆の休みで輸送業者による商品の搬入や補充が滞ったことなど、複数の要因が重なっているという見解を示しました。

そのうえで「令和6年産米の生育は順調に進んでいて、平年よりも1週間程度収穫が早まる産地もあり、出荷も前倒しで行われる見込みだ。品薄の状況は今後順次回復していくと見込んでいるので、必要な量だけ買い求めいただくなど、落ち着いた購買行動をお願いしたい」と述べ、消費者に冷静な対応を呼びかけていく考えを示しました。

また、武村副大臣は、コメの円滑な流通に向けて取り引きに関わっている集荷業者や卸売業者らに働きかけていく考えを強調しました。

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