8年ぶりの選挙戦となった岩見沢市長選は25日投開票され、いずれも無所属で、現職の松野哲氏(68)が、新顔で元市職員の若林宗洋氏(39)を破り、4選を果たした。当日有権者数は6万5192人、投票率は46・69%(2016年は48・02%)だった。

 岩見沢市民は3期12年続いた「松野市政」の継続を選択した。

 選挙戦で松野氏は、2028年に市立総合病院と北海道中央労災病院を統合し、新病院を建設する計画推進を最重要課題と主張。また、「毎年、災害級の豪雪に見舞われる」と、除排雪事業への予算の積極配分を掲げ、「市民の命と健康を守る」と訴えた。

 若林氏は39歳の若さをアピール。市の財政状況を問題視し、新病院建設の計画見直しを訴えた。また「稼ぐ力が必要だ」と呼びかけ、物流拠点となる「道の駅」を建設し、トラックステーション化する構想や、プロ野球日本ハムの2軍施設の誘致などを掲げたが、及ばなかった。(佐々木洋輔)

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