この週末、FNNが世論調査を実施しました。
自民党の総裁に最もふさわしい人を聞いたところ、1位が小泉進次郎元環境相、2位が石破茂元幹事長、3位が高市経済安全保障担当相、4位が河野デジタル相でした。
そんな中、26日、河野氏が出馬表明し、裏金問題に切り込みました。
午後2時、総裁選に名乗りを上げたのが、3度目の挑戦となる河野太郎デジタル相です。
河野太郎デジタル相:
この日本を引っ張るリーダーにみなさんのご支援をいただいて、この国を前に進めてまいりたいと思っています。
キャッチフレーズは「有事の今こそ、河野太郎」。
会見で言及したのは、自民党の裏金議員のけじめの取り方です。
河野太郎デジタル相:
(収支報告書に)不記載になってしまった。金額を返還することで、けじめとして前へ進んでいきたい。けじめがつけば、あとは自民党の候補として国民の審判を総選挙で仰ぐことになる。
こうした発言に、裏金事件に揺れた安倍派の議員からは「なんで返さないといけないのか。河野氏はおかしい」などの声が上がりました。
同じく、裏金議員への対応について言及したのが、24日に出馬を表明した石破茂元幹事長です。
石破茂元幹事長:
自由民主党公認候補として公認するにふさわしいかどうか、そういった議論は選挙対策委員会で徹底的に行われるべきだと思っています。
次の国政選挙で裏金議員を公認しない可能性を示唆しましたが、25日は一転、「新体制で決めること」と発言を修正しました。
前回の総裁選では、小石河連合として協力した石破氏、河野氏が相次いで出馬を表明。
さらに小泉進次郎元環境相も30日にも表明する方向で、“昨日の友は今日の敵”、今回3人はライバルとなります。
この週末、FNNは世論調査を実施。
次の総裁にふさわしい人として、石破氏が2位に転落する一方、小泉氏が1位に躍り出ました。
「小泉氏1位」の結果に、自民党のベテラン議員からは「これが世の中の空気感だよ」「小泉首相誕生の気配が濃厚になってきた」などの声が上がりました。
一方で、「しゃべるとメッキが剥がれやしないかと危惧しています」と不安視する声もありました。
小泉元環境相が1位だったことについて、街の人は「総裁になる人にしては、ちょっと若すぎる」「一国の首相としてやっていけるのかちょっと疑問」「周りのスタッフが支えるのでそこまで心配はない」と話しました。
9月27日に投開票の総裁選。
午後4時半過ぎ、林官房長官は会見で「この総裁選、どう臨むか、意向を固めつつあるところ」と述べました。
総裁選を巡っては、今週も立候補表明が相次ぐ見通しで、かつてない大混戦となるとみられています。
その自民党と対峙(たいじ)する野党・立憲民主党。
9月に行われる代表選挙に、当選1回の吉田晴美衆院議員を推す動きが出ています。
吉田氏は前回の総選挙で、自民党の石原伸晃元幹事長を破り、初当選しました。
他にも枝野幸男前代表が出馬を表明、現職の泉健太代表が再選を目指す他、野田佳彦元首相も出馬する意向です。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。