河野太郎デジタル大臣が、来月の自民党の総裁選に出馬することを表明しました。いわゆる“裏金議員”に関しては、不記載だった金額を返還するように求めて、返還した議員は次の衆議院選挙で公認を与える考えを示しました。
■河野デジタル大臣「政治に対する信頼の回復」は急務
河野デジタル大臣「この国を前に進めてまいりたい」
3度目の総裁選挑戦となる河野デジタル大臣。政治不信を招いた派閥の“裏金問題”については、次のように話す。
河野デジタル大臣「政治に対する信頼の回復、これも急務であります。不記載になってしまった金額を返還することで、けじめとして前へ進んでいきたいというふうに思っております」
政治資金収支報告書に不記載があった議員に対して、不記載額を返納するよう求めたうえで、こう述べた。
河野デジタル大臣「(返納し)いったんけじめがつけば、あとは自由民主党の候補として国民の審判を総選挙で仰ぐということになると思います」
次の衆議院選挙では、返納した議員には公認を与える考えをにじませた。
また、原発ゼロが持論の河野デジタル大臣、前回(2012年)の総裁選では「原子力発電の新増設というのは、現時点で現実的ではないというふうに思っています」と答えていたが、26日は原発の建て替えを認める発言も。 河野デジタル大臣「原子炉再稼働できるものは再稼働しても、恐らく4000億キロワットアワーぐらいは足らなくなってくる。(原発の)リプレース(建て替え)といったものも、選択肢としてはあるんだと思います」
一方、石破茂元幹事長も26日放送のテレビ朝日の番組で裏金議員について言及した。
石破元幹事長「(公認の)権限を持っているのは、自民党の選挙対策委員会なんですね。徹底的に議論をして、なぜこの方を公認しましたかっていうのが分かるようにしなければいけない」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年8月27日放送分より)
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