記者会見で自民党総裁選への出馬を表明する河野太郎デジタル相(26日、国会内)

自民党総裁選に立候補を表明した河野太郎デジタル相の26日の記者会見要旨は次の通り。

【決意】

欧州でウクライナへの侵略が起こり、アジアでは一方的に力で現状変更しようとする動きがある。世界の形を議論しなければならない総裁選だ。改革と言うのは簡単だ。傷だらけになりながら改革をとことん進めていく。

【政治資金問題】

政治の信頼回復は急務だ。政治資金収支報告書への不記載額の返納でけじめとし、前へ進んでいきたい。報告書のデジタル化で透明性を高くする。

【不記載議員の公認】

捜査権を持った検察が調べて分からない。真相究明は難しい。返納でけじめがつけば、自民候補として国民の審判を仰ぐことになる。

【エネルギー政策】

電力需要が急速に伸びている。今は電力を最大限供給するため、水素やアンモニア、核融合の技術、リプレース(建て替え)も選択肢としてある。

【憲法改正】

憲法議論を前に進め、なるべく早く発議に持っていきたい。

【選択的夫婦別姓】

認めた方がいいと思っている。

【経済・財政政策】

経済を言い訳にせず、財政規律を取り戻す。日本の将来のためにやらなければいけない改革をしっかり進め、分厚い中間層をもう一度つくっていく。〔共同〕

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