新潟県阿賀野市長選で当選し、万歳をする加藤博幸氏(右から2人目)=21日夜、同市(本田賢一撮影)

任期満了に伴う新潟県阿賀野市長選は21日、投開票が行われ、無所属新人で元市議の加藤博幸氏(67)が、日本維新の会の新人で会社員の遠藤寛和氏(46)、無所属元職で元市議の天野市栄氏(65)、無所属新人で元新潟市議の阿部松雄氏(72)を破り、初当選を果たした。投票率は53・57%(前回51・26%)。

加藤氏は支持者らと万歳をしたあと、「厳しい戦いだったが、選挙戦の中で支援の輪が広く、厚くなっていった」と振り返った。そのうえで、「少子高齢化は喫緊の課題。特効薬はないが、複層的な事業展開を行っていきたい。また、防災力も高めていく」と抱負を語った。

4人の候補者がしのぎを削った選挙戦で、加藤陣営は自民党の国会議員やベテラン県議らが支援し、戦いを有利に進めた。支援した斎藤洋明衆院議員は「人柄そのままの誠実な市政を実現してほしい」。帆苅謙治県議は「着実な市政を実行してほしい」とエールを送った。

現在3期目の田中清善市長(72)は今期限りで引退する。

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