注文書を示しながら、供花を認め自身の認識を説明する前原誠司衆院議員=京都市左京区で2024年8月28日午前11時57分、南陽子撮影

 教育無償化を実現する会の前原誠司代表(衆院京都2区)は28日、選挙区に当たる京都市左京区在住、選出の市議が喪主の通夜・葬儀に供花をしたと明らかにした。亡くなった喪主の母親は滋賀県在住だったが、市議が喪主を務めたため、政治家の寄付を禁じた公選法に「抵触する恐れがある」と総務省から説明を受けたという。

 前原氏は「故人が選挙区外であれば寄付には当たらないという認識だった。今後は喪主が選挙区内の場合も贈らない」と述べた。

 喪主は、かつて前原氏の秘書を務めたこともある国民民主党の隠塚(おんづか)功市議。母親の通夜と葬儀は大津市の葬祭場で21、22日にあった。前原氏は、秘書を通じて2万7500円の生花を斎場に注文し「教育無償化を実現する会 代表 衆議院議員 前原誠司」の札を添えて供花。故人とも懇意だったため通夜に参列したという。【南陽子】

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