燃料デブリの取り出し作業が中断した問題で、今週中の作業の再開は断念された。
福島第一原子力発電所2号機では、燃料デブリの取り出し作業に着手しようとしたところ設備にミスが見つかり中断した。
齋藤経済産業大臣は、東京電力の小早川社長に対し「猛省を促す」として今週中にも原因と対策を報告するよう求めていた。
しかし、関係者によると調整がつかず、大臣への報告は来週にずれ込む見通しで作業の再開はそれ以降になるという。
ミスは1カ月ほど前に設備を組み立てたときから起きていたと見られ、当時、東京電力社員の立会いがなく協力企業のみで作業が進められたことが問題視されている。
(2024年8月29日)
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