群馬県の山本一太知事は29日の記者会見で、自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)への出馬を今月26日に表明した河野太郎デジタル相について、「知事として政治家として全力で応援したい」と支援の方針を正式に示した上で、全県70の後援会関係者らに支援を呼びかける考えを明かした。
山本氏は河野氏を国民に近い感覚がある政治家と評価し、「自民党と日本を本当に変えられるのは河野氏しかいない。(コロナ禍で)県の大規模接種センターを早く開設し、多くの県民がかなりのスピードでワクチン接種できるなど群馬県がお世話になった恩返しもある」と説明した。
また、県内では衆院群馬1区の中曽根康隆元防衛政務官と4区の福田達夫元総務会長が小林鷹之前経済安全保障担当相、2区の井野俊郎元副防衛相、3区の笹川博義元副環境相が茂木敏充幹事長、5区の小渕優子・党選対委員長が斎藤健経済産業相の支援にそれぞれ回るとの見方もあると紹介し、「健全に競い合えばいい」と述べた。
自民党総裁選は党所属国会議員が1人1票を投じるほか、党員・党友票はドント式で各候補者に配分する。【田所柳子】
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