兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、県議会は百条委員会を設置して事実関係の調査を進めています。
これまでに行われた県職員への証人尋問では、知事のパワハラの疑いについて「叱責や舌打ちがあった」などの証言が出されました。
また、すべての県庁職員を対象したアンケートの中間報告では、およそ4割がパワハラの疑いを見聞きしたことがあると回答しました。
30日は斎藤知事に出席を求めて、およそ2時間にわたって公開で証人尋問が行われます。
この中では、委員長や各会派の委員が、告発文書やアンケートに記載されていた「出張先で玄関の20メートルほど手前で公用車を降りて歩かされ、出迎えた職員らをどなり散らした」「気に入らないことがあると机をたたいて激怒する」などの行為が事実かどうかや、どのような言動がパワハラにあたると認識しているかなどを尋ねることにしています。
斎藤知事は「百条委員会の場で自分が認識している事実や状況を説明していく」と述べていて、パワハラの疑いがある行為などについてどのように説明するのかが焦点です。
一方、斎藤知事が贈答品を受け取った疑いについては、改めて証人尋問を行って尋ねることにしています。
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