林芳正官房長官

 林芳正官房長官は2日の記者会見で、中国海軍の測量艦1隻が8月31日朝、鹿児島県沖の日本領海に侵入したことについて、外交ルートを通じて中国側に強い懸念を伝え、抗議したことを明らかにした。これまでの中国艦艇の動向や、8月26日に長崎県沖であった中国軍機による領空侵犯も踏まえた措置だという。

 長崎での領空侵犯と今回の領海侵入の関連について林氏は「関連性を含め航行の目的や意図について確たることを申し上げるのは困難」とした。併せて「中国は近年、我が国周辺における軍事活動をますます拡大、活発化させている。引き続き強い懸念を持って注視し、警戒監視活動等に万全を期す」と話した。【鈴木悟】

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