立憲民主党の代表選挙への立候補を表明している野田佳彦元首相は2日、記者団に対し、ビラの配布数が過去最多に上ったと明らかにした。

これまで野田氏は地元の駅前などで、国政の動きや自らの考え方を書いたビラ「かわら版」を配布してきたが、8月29日に代表選挙への立候補を表明して以降、「再び首相をめざす」と題した「かわら版」を配布している。

野田氏は2日朝、地元の千葉県習志野市のJR津田沼駅前で、通勤客らへの配布を終えた後、記者団の取材に応じた。

野田氏は「かわら版としては、企業秘密だから数は言わないが、2割増ぐらいで、新記録を出した」と明らかにした。

「かわら版」では「カネのかからない政治を実現するために、38年間街頭に立ち続けてきた。街頭から生まれ街頭で育てられた政治家だ。だからこそ、政治とカネの膿を出し切る先頭に立たなければならないと決意した」などと訴えている。

さらに、野田氏は、立候補を表明して以降、駅前などでかけられた声は「代表選を頑張ってくださいということが一番多かった」と述べた。

立憲の代表選には、野田氏の他に、枝野幸男前代表も立候補を表明した。また、再選を目指す現職の泉健太代表、当選1回の吉田晴美衆院議員、江田憲司元代表代行が、それぞれ立候補に必要な推薦人20人の確保に向けて働きかけを続けている。

必要な推薦人の数について野田氏は、「今からルール変更はできない。例えば議席の何%と、平時にルールを考えた方がいい」と指摘。「いっぱい出ればよいというものでもないので一定の枠は必要だと思うが、あまりにも出られない人ばかりだと、ちょっといけないとは思う」と述べた。

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