静岡県の川勝平太 知事の辞職に伴い5月26日に行われる県知事選挙には、4月22日時点で2人が立候補する考えを示しています。それぞれの政策・考え方について見ていきます。
元副知事と前浜松市長が立候補表明
最初に立候補を表明したのが静岡市出身の大村慎一 氏(60)です。
元総務官僚で静岡県の副知事を務めたこともあります。
自民党県連が支援することを決めていて、もともと県中部の経済界からも支援を受けています。
もう1人が浜松市出身の鈴木康友 氏(66)です。
連合静岡や立憲民主党県連、それに国民民主党県連や県議会の第2会派・ふじにくに県民クラブが支援することを決めていて、県西部の経済界から支援を受けています。
リニアや川勝県政の評価…違いは?
そしてそれぞれの政策・考え方について見ていきますが、全域から支援を求めるため「オール静岡」を掲げています。
”静岡 対 浜松”という地域間対立を避ける狙いもあるとみられます。
【リニア中央新幹線について】
大村氏:
地元と対話し開業推進
鈴木氏:
環境との両立目指し推進
互いに推進の立場を明確にしていて、環境への影響も配慮する考えで大きな違いは見られません。
【浜松市の野球場について】
大村氏:
新設の方向で地元の声を聞き、県の財政を踏まえ決断
鈴木氏:
開放型のドームが現実的。さまざまな方法でコストダウン
【川勝県政の評価・継承】
大村氏:
対立と分断を生んだ根本的に見直す
鈴木氏:
発信力は評価。継承するかはゼロベースで考える
与野党対決の構図となってきたことで、衆議院選挙の前哨戦としても関心が高まりそうです。
知事選は5月9日告示、5月26日に投開票されます。
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