4

 6日に自民党総裁選への出馬表明を予定している小泉進次郎元環境大臣(43)は、すでに活動を本格化させています。発言からは、自信もうかがえます。

■小泉氏「初の総裁選で毎日とにかく必死」

 2日、小泉元環境大臣は東京・台東区の幼稚園を訪れ、子育て中の保護者と意見を交わしました。 小泉元環境大臣
「何歳?6歳?きょうの子どもたちの中で最年長かな?」
「僕、今回、総裁選最年少」  6日の自民党総裁選への出馬表明会見を前に、精力的な動きを見せています。 小泉元環境大臣
「この時間にみなさんがこういう時間を使ってくれていることも、今自分がみなさんと同じぐらいの子どもを持っている立場からすると、いかに価値の高い貴重なものだと分かっていますし。早く帰りたいよね。分かるからね。もうそろそろ終わるからね」  午前中には、都内で選挙対策チームと打ち合わせを行いました。 小泉元環境大臣
「自分にとっては初めての総裁選になるから、これは毎日、とにかく必死です」

次のページは

■小泉氏 憲法改正に意欲「国民投票を」

■小泉氏 憲法改正に意欲「国民投票を」

 その後、会長を務める自民党神奈川県連に所属する県議会議員に出馬のあいさつをしました。

 2日は3回、いわゆる「ぶら下がり取材」に応じました。

 総裁選に臨むにあたり、小泉元環境大臣が打ち出したのが「憲法改正」です。記者から「今後どう進めていくのか」問われると、こう答えました。

小泉元環境大臣
「私は、憲法改正は自民党が69年前に立党されてからの国民のみなさんとの約束だと考えていますので。この約束をしっかりと守っていくことが、自民党が今これだけ信頼を失ったなかで、すごく重要なことだと思っているので。憲法改正のためには、国民投票が不可欠ですので。この国民投票を一日も早く実施したい」

 そして、自身が育った横須賀の町を引き合いに、こう述べました。

小泉元環境大臣
「街中で自衛官の姿を日々見ている、幼い時からの私の原風景というところからすれば、やはり自衛官がしっかりとこの国の形である憲法の中に位置づけられて、誇りを持って任務を遂行できるという、そういった環境を作ることは、私は極めて重要なことだと思う」

 選択的夫婦別姓についても、こう述べました。

小泉元環境大臣
「私個人としては、賛成であると述べている。総裁選のなかで、そこも含めて6日にしっかりと話をしていきたい」

次のページは

■河野氏「総裁選終わったらノーサイドで」

■河野氏「総裁選終わったらノーサイドで」

 この日、小泉元環境大臣と同様に自民党神奈川県連を訪れたのは、河野太郎デジタル大臣(61)です。  神奈川県連からは小泉元環境大臣と河野デジタル大臣の2人が出馬することで党員票が分散し、禍根が残ることが懸念されていますが…。 河野デジタル大臣
「総裁選の間はしっかり政策議論をしながら、終わったら同じ方向を向いて、改革を進められるように。そこは小泉さんと改革を推進するということで、終わったらノーサイドで頑張っていきたい」 小泉元環境大臣
「みなさん、立場がそれぞれあるのはもちろんです。ただ今まで県連も、誰がこの人とまとめてくる戦いを総裁選ですることはないので。一人ひとりの判断、その後はみんな一致団結してやっていけると思う。地方の思いも背負って、総裁選を挑んでいきたい。そして勝ちたい」

次のページは

■小泉氏 現時点で…議員50人近くが支持か

■小泉氏 現時点で…議員50人近くが支持か

 出馬会見の前から自信をみなぎらせている小泉元環境大臣。現在の状況について、テレビ朝日政治部の森洋介記者はこう解説します。 森記者
「自民党内では選挙の顔が求められるなか、小泉氏が1位になるだろうとの見方がほとんどです。陣営関係者は、人を引き付ける話し方とワードセンス、発信力は他の候補に比べると圧倒的だと自信を見せている。非主流派や無派閥の議員を束ねる菅前総理が後ろ盾になっているため、現時点でも支持する議員は50人近くいると話している」  総裁選の出馬会見ラッシュとなる今週。3日は、林芳正官房長官が出馬を表明する予定です。  林氏が所属する岸田派は3日の会見に合わせて、総務省に政治団体の解散届を提出する見通しで、5人の総理大臣を輩出した派閥は67年の歴史に幕を下ろします。

(「グッド!モーニング」2024年9月3日放送分より)

この記事の写真を見る
・自民総裁選 展開読めず 9月12日告示 27日投開票決定・自民党総裁選「世代交代」求める動き…“2人の40代議員”目指すものは?・“ポスト岸田”加速 “コバホーク”小林鷹之氏 「応援は20人超」と自信・「派閥なき本命なき」自民党総裁選 ベテランも若手もこぞって出馬探る・河野太郎氏が世論調査4位タイの結果に「若手三羽烏への期待」「マイナ保険証への批判には覚悟していた」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。