自民党総裁選挙を巡り、岸田政権のナンバー2の林官房長官は国会内で記者会見し、「人に優しい政治」を掲げて立候補を表明しました。

林芳正官房長官:
この大変難しい状況の中でありますが、自民党総裁選挙への出馬を決意させていただきました。

林官房長官は、記者会見で「人に優しい政治・仁の政治」を行いたいと述べました。

また、自民党の裏金問題については「信頼を損ねる事態だ。深くおわびを申し上げる」とした上で、「全力で自民党の信頼回復に努める」と強調しました。

その後、フジテレビの「ニュースイット!」に出演し、自らが所属する岸田派が3日、正式に解散したことに関し、総裁選における派閥の影響について、「名実ともに解散した。派閥が誰を推薦するというものは名実ともになくなっている」と述べました。

岸田首相は午後、岸田派が解散手続きを終えて正式に解散したことについて、「国民の信頼を回復するにはどうあるべきかを考え、関係者と図って解散をした。ただ、政治改革・信頼回復への道のりはこれからも続く」と述べました。

一方、立候補を表明している石破元幹事長は、国会内で党所属議員への挨拶回りを行いました。

また、6日に立候補を表明する小泉元環境相は東京都内の特別養護老人ホームを視察するなど、各陣営が活発に活動しています。

こうした中、自民党の総裁選挙管理委員会は、金のかからない総裁選に向けインターネット上での有料広告の掲載やオートコールでの電話かけなど、選挙運動での禁止事項をとりまとめました。

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